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若年成人のがん、唯一死亡率が増えているのは?

4/19/2026 10:00:00

がん

今日のポイント
→大腸がんのみ死亡率が上昇

50歳未満の人々における主要5大がんの死亡率の変化を検証しました。米国がん協会(アトランタ)からの報告です。(JAMA誌、2026年2月17日号「Research Letter」)

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米国健康統計センター(NCHS)の死亡証明データから、1990〜2023年に50歳未満でがん死に至った約約127万例を解析しました。主要5大がん(大腸がん、肺がん、乳がん、白血病、脳腫瘍)を中心に、年間死亡数および10万人当たりの年齢調整死亡率の推移を評価しました。

・1990~2023年に、米国における50歳未満のがん死亡数は計126万7,520例(女性53%)で、年齢調整死亡率は10万人当たり25.5から14.2へと、44%減少しました。
・2014~23年の年間平均死亡率増減の平均は、脳腫瘍-0.3%(95%信頼区間[CI]:-0.6%~0.0%)、乳がん-1.4%(-1.7%~-1.1%)、白血病-2.3%(-2.3%~-2.2%)、肺がん-5.7%(-7.2%~-4.2%)でした。
・大腸がん死亡率のみが2005年以降、年率1.1%(95%CI:0.9%~1.3%)増加しており、1990~94年のがん死因の5位から、2023年には1位となりました。
・一方、肺がんは1位から4位、白血病は3位から5位に順位を下げました。
・乳がんは全体では2位、女性では1位のままでした。
・子宮頸がんは研究期間を通じて減少を続けたものの、1990年と2023年ともに女性のがん死因の3位でした。
・男性の順位は全体の傾向を反映していたが、乳がんに代わって1990年には非ホジキンリンパ腫(4位)、2023年には膵臓がん(5位)が入りました。

以上より、若年成人の大腸がんのみが死亡率が上昇していることが明らかになりました。


参考文献:
Leading Cancer Deaths in People Younger Than 50 Years | Breast Cancer | JAMA | JAMA Network

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