デルタ株とは
11/30/2021 9:30:02
今日のポイント：デルタ株は従来のコロナウイルス株よりも感染力と重症化率が高いとされる
本日(執筆時点：2021/09/30)をもって延長されていた緊急事態宣言が一度終了することになります。これから冬にかけて第6波が懸念されていますが、特に今後もデルタ株の流行には注意が必要です。今日はデルタ株の基本について見ていきましょう。
デルタ株は世界的に流行している変異種の一つです。2020年にインドで報告されて以降その感染力の強さから非常に警戒されています。デルタ株は最初に発見されたアルファ株よりも1.5~2倍以上感染力が強いと考えられ、日本国内でも現在の感染全体の9割程度が置き換わったと考えられています。また、WHOによると感染した際の入院リスクが上がると考えられています。
現在主に使われてるファイザー製、モデルナ製のワクチンについては効果が落ちるものの一定の効果はあると考えられています。そのためブレイクスルー感染(ワクチン接種後にも関わらず、その病気に感染してしまうこと)には注意が必要で、米国CDCは可能な限り速やかに12歳以上にはワクチン接種すべきとしています。
デルタ株に限らず、イプシロン株、シータ株、カッパ株など次々と変異ウイルスが報告されており注意が必要です。緊急事態宣言後の移動・往来などでこういった変異種が国内でパンデミックにならないようマスク・手洗いなどは最低限行いましょう。
※アルファ、ベータ、ガンマ、デルタなどの用語はあまり耳馴染みのない方もいるかもしれません。これらはいずれもギリシャ文字で、ウイルスの種類を国名で呼ぶことが偏見につながることを避けるために考え出されました。知らなかった方はちょっとした豆知識として覚えておいてください。
参考：
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