title

アナフィラキシーショックって?

11/24/2021 9:30:02

新型コロナ

今日のポイント:一度起こったことがあると要注意! 

定義:アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応 

うーん、難しくてよくわからない。。。という人のために今日は「アナフィラキシーショック」について説明していきます。

image

 簡単に言うと、【体の外から入ってきた異物に対して免疫機能が過剰反応してしまい、その結果命の危機に瀕する】ということです。体を異物から守ろうとする反応は正常な反応ですが、それが過剰に反応してしまい全身の身体症状として出現してしまいます。

 原因としては、食べ物(ナッツ、乳製品、小麦etc.)、薬剤(抗菌薬、造影剤etc.)、ハチ毒、ラテックス(天然ゴムの成分)などが有名です。

  アナフィラキシーショックの初期症状は、軽い頭痛や吐き気、腹痛、蕁麻疹などですが、症状が進行すると呼吸困難や意識消失などの重篤な症状が出現します。原因となる物質によりますが、5分以内の発症が最多で、多くは30分以内に症状が出現すると言われています。

 このような症状が出現した場合は速やかに対応する必要があり、救急車を要請し適切な医療機関で対応する必要があります。実際の治療にはアドレナリン(エピペン®)という薬を筋肉に注射したり、酸素吸入や点滴での治療を行う場合などがあります。

 一度アナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は、以降は同じ原因で同様の症状を発症する可能性が極めて高いため、日常生活で気を付ける必要があります。これは人間の体が免疫機能を「記憶」してしまっているためです。

 尚、コロナワクチン接種でも因果関係が不明なものも含めて、アナフィラキシーショックに対応するために医師などが常時待機しています。各会場で安心して接種できるよう体制を整えています。


参考: 

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓

PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログへにほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へにほんブログ村 病気ブログ 新型コロナウイルス感染症へにほんブログ村 病気ブログ がんへ